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吉兆楽

雪蔵で保管・精米する
「雪温精法」

雪蔵で保存・精米する
「雪温精法」

「雪蔵仕込み」と「雪温精米」を
かけ合わせた「雪温精法」。
「おいしいお米を、いつもおいしく」
の思いから生まれました。

お米は野菜と同じ生鮮食品です。しかし実りの秋に収穫したお米は一年間食べ続けるもの、風味は時間とともに落ちていきます。
当社は、南魚沼地域特有である降雪を冷熱源として利用し、環境にもやさしい方法で味わいを守ります。

雪蔵は、雪の冷熱による温度や温度変化のストレスを除去するだけではなく、温度のある雪冷気へ臭気が吸着することによりお米特有の香り(糠臭・古米臭)を除去します。糠臭は脂肪酸で計測され、脂肪酸度が20度を越えると精白米に負荷がかかり、累計呼吸量が増加し食味が変化致します。
糠臭は、糠層の酸化によってアルデヒド(ヘキサナール)臭気が発生するために起こるものです。
その結果、雪蔵で保管されたお米は、酸化度の少ない低温の状態で、さらに臭気を除去された玄米となります。
また、冬の空気(水蒸気が保たれた状態)のまま保管されますので、米粒自体の水分が安定された状態で保管されております。
そのため、当社の製品は一年中、新米と同等の状態を維持し、安定したお米の供給が可能となっております。

精米の段階では、原料米の穀温を雪の温度(2℃~8℃)のまま、玄米タンクへ送りこみます。
精米時の摩擦熱による穀粒の温度変化は、約15℃とされております。
当社の精白米は20~25℃の仕上がりとなり、品質変化を抑制しております。
梱包時も、室内温度を20~25℃へ設定、通年にわたり外気温との差異を少なくすることで、結露等の防止に努めております。
出来上がった当社のお米は、新米時と同等の含水率で安定させている状態となります。春~夏にかけては、同時期の他社製品と比較し、お取り扱いにはご留意いただきますようお願い致します。

また、玄米は糠層から酸化が進んでいきます、副産物である米糠には劣化度が強く出ます。当社の雪温の玄米は、通常の玄米と比較し酸化しにくい環境となっておりますので、こめ糠も鮮度を保った状態が保たれております。
糠も、温度上昇によっても不飽和脂肪酸が増加し、酸化を進めます。
米糠には一定の油脂成分が含まれておりますので、穀温は低温がよく、すぐに圧搾して絞り出すことで酸化を進めずにこめ油の抽出ができます。
当社こめ油は、こめ油用の溶剤を使用せず、新鮮さと自然豊かな風味を引き出してご提供しております。

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